課題解決事例

シルバーストリークを抑制し、外観不良を回避

製品

化粧品用製品

課題

成形不良改善

提案

成形条件最適化、金型仕様変更

課題

シルバーストリークとは、成形品の表面に現れる外観不良の一種で、銀色の筋状の模様が発生する現象をいいます。
樹脂の溶融時に発生したガスや加熱筒内や金型内で巻き込まれたエア、乾燥不足による水分が気化したものなどが、金型内で引き延ばされ、成形品の表面に現れてしまうことで発生します。

シルバーストリークが発生し、歩留まりの低下が問題となっていたお客様より新製品の製作を依頼頂き、シルバーストリークに十分に留意してほしいとご要望頂戴しました。

当社の提案

シルバーストリークの対策は以下となります。
・シリンダー温度を下げる。
・背圧を上げる。
・サックバック量を減らす。
・スクリュー回転速度を下げる。
・加熱筒内の樹脂の滞留時間を短くする。
・エアベントの見直しをする。
・ランナー、ゲートの設計を見直す。
・ボス、リブの通過点にて射出速度制御をする。
・成形品の肉厚を均一にする。
・原料乾燥をしっかり行う。

そしてこの現象の発生場所が特定されているか、発生が全体的か部分的か、また空打ち材に発生しているかなどを確認することが重要となります。

今回は、上記の点に留意し製作を開始し、量産時の歩留まり向上につなげることができました。

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