用語集

な行

二色成形

二色成形とは、その名の通りの2色の樹脂で成形を行い、金型の中で1サイクルで行うことができる成形方法のことを指します。二色成形を行うためには、2種類の樹脂を成形するための2本のノズルや、それを行う専用の金型等が必要であるため、通常の射出成形機で行うことはす出来ません。「2種の材質を使用することにより、異なる特性を組み合わせることができる。」、「二種材質の密着性が高い。」などのメリットがあります。二色成形はダブルモードや二材質成形と呼ばれることもあります。

抜き勾配

射出成形における抜き勾配とは、垂直な壁を持つ部品を離型をスムーズに行うために施される勾配のことを指します。射出成形において垂直な壁を持つ部品は、離型(金型から成形品を取り出すこと)が難しく、樹脂は冷却すると体積が収縮し、金型に張り付いてしまいます。これにより、垂直な壁を持つ成形品を金型から取り外そうとすると、金型と成形品が外れない、または接触部分が摩擦によって崩れてしまいます。そのため、垂直な壁を持つ部品の成形の際は、離型をスムーズに行うために抜き勾配を付けることが求められます。

ノズル

射出成型機におけるノズルとは、熱し溶かされた樹脂(溶融樹脂)を射出する部分のことを指します。ノズルからキャビティーのスプルーを通って金型内に樹脂が流し込まれ、冷やし固められることにより、射出成形は完了されます。射出成形に用いられるものは主にオープンノズルが一般的ですが、その他にシャットオフノズルというものがあります。この2つの違いはノズル内部に溶融樹脂を遮断する機能の有無です。シャットオフノズルには溶融樹脂を遮断する機能が付いており、粘度の低い樹脂を扱う際に鼻タレを防止できます。鼻タレとはその名の通り、樹脂の粘度の低さによりノズルの先端から樹脂が垂れることを指します。オープンノズルには溶融樹脂を遮断する機能がありませんが、構造がシンプルであるため安価に購入できるといったメリットがあります。

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