用語集

た行

耐アーク性

耐アーク性とは、高温かつ強い光を発する、絶縁破壊の1つであるアークへの耐性のことを指します。アークは、タングステンや炭素などの2つの電極を接触させ、電流を流した状態で2つの電極を引き離すことにより、電極と電極の間に発生します。要するに、気体中に発生する放電であり、プラスチックや金属を加工する際に使用されることがあります。耐アーク性が低ければ、素材の炭化が早く進み、使用した製品の短寿命化に繋がってしまいます。逆に耐アーク性が高ければ、素材の表面で発生したアークが消滅する時間が早いため、短寿命化を防ぐことが可能です。耐アーク性は、アークに耐えうる秒数によって表されます。

耐候性

耐候性とは、プラスチックの天候や気候などへの耐性のことを指します。耐候性が高いと、太陽光や温度による劣化・変色・変形を起こりにくくなります。耐候性が低いと、反り・割れ・欠けの発生、白色や黄色への変色、脆弱化などが起こり得ます。耐候性が高いプラスチックとしPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(ベルフルオロアルコキンシアルカン)などが挙げられます。これらは洗濯ばさみやプラスチック製の植木鉢などに使用されることもあります。耐候性の高さは屋外で使用される製品を製作する際に重要な指標の一つとされ、製品の寿命に大きな影響を及ぼします。

タイバー

射出成形におけるタイバー(tie-bar)とは、ダイプレートを支える・金型の開閉動作の誘導・型締め中の型締め力を受け止めるという3つの役割を担う柱状の部品のことを指します。一般的にタイバーは2本以上あり、このタイバー同士の間隔をタイバー間隔と呼びます。このタイバー間隔は水平と垂直方向に表されます。これは金型をプラテンに取り付ける際に、取り付け可能か否かを判断する際の指標として用いられ、当然のことながら、このタイバー間隔が広すぎればプラテンに取り付けれることができず、狭すぎてもプラテンに取り付けることはできません。そのため、金型をプラテンに上手く取り付けるためにも、最適なタイバー間隔の成形機の選定或いはタイバー間隔にあった金型を設計することが重要となります。

突き出し

射出成形における突き出しとは、金型のコアに張り付いた成形品を取り外すことを指します。基本的には金型内に溶融樹脂が流し込まれ、冷やし固められた後は、コアに張り付きます。また、コアには突き出し穴があり、その穴の中から突き出しピン(エジェクターピン)を前進させることにより、コアから成形品が取り外されます。金型の設計時に突き出しが上手く行わなければ、成形品に突き出し跡が付いたり、破損してしまったりしてしまいます。そのため金型を製作する際に、突き出しピン(エジェクターピン)の配置・数量・形状・突き出し方法などを考慮して設計を行う必要があります。

デーライト(デイライト)

デーライト(デイライト)とは、射出成型機の固定盤(固定ダイプレート、固定側プレート)と可動盤(移動ダイプレート、移動側プレート)の距離のことを指します。また、可動盤は、金型の可動側(コア)にが取り付けられる盤のことで、固定盤は、金型の固定側(キャビティ)を取り付ける盤のことを指します。デーライトは、型開き距離と呼ばれることもあります。デーライトの大きさは成形品を型からの取り出しが可能か否かを検討する際に用いられます。例えば、デーライトが足りなければ、型から成形品を取り出すことは困難になるでしょう。成形品を取り出すにはデーライトと型厚を考慮する必要があります。

投影面積

射出成形における投影面積とは、成形品の1つの面に対して垂直に光を当てた場合にできる影の面積のことを差します。この投影面積は成形時の型締力を決定する際に用いられ、一般的に成形品の最も面積が広い面を投影面積として計算を行います。また、型締力を計算する際には内圧(型内平均樹脂圧力)というものも用いられます。この内圧は樹脂の種類や高密度成形などの成形方法によって異なります。投影面積と内圧から型締力を計算することにより、成形時に金型が樹脂の圧力に負けて漏れ出してしまうことを防ぎます。

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