医療用製品
成形不良改善
成形条件最適化、金型仕様変更
ウェルドラインは、金型内を樹脂が流れる際最初に流れた樹脂と後から流れた樹脂が合流した時、或いは障害物により樹脂の流れが分断され再度合流した時に、合流痕が線状に残る成形不良現象です。
キズのようにも見え外観も悪く、強度的にもその部分が割れやすくなってしまう現象です。
従来品で原因不明の傷ができると、お客様よりご相談頂き、調査を行いました。
製品を確認させて頂いたところ、ウェルドラインの可能性があり、対策が必要でした。
ウェルドライン発生の原因の一つとして、樹脂の流動性が低いことが挙げられます。そのため、
金型温度を上げる、シリンダ温度を上げる、射出速度を上げる、ゲート形状を変えるなど流動性を良くすることで改善が図れます。
また、金型設計上ではゲート位置の変更、断面積を大きくする等の形状変更、ゲート設定数の変更、エアベントの見直すことも重要です。
これらの点を見直し、最適な条件設定、金型仕様の変更により、ウェルドラインを解消し、高品質な製品提供を実現しました。
プラスチック成形 ソリューションNaviを運営する東商化学株式会社は、食品・医療・化粧品・理化学用プラスチックにおける課題解決により、皆様に選ばれ続けてきました。当社が培ってきた成形技術とノウハウを用いたソリューション提供により皆様の困難なお悩みを解決いたします。