技術コラム

2022.12.23
バイオ・生分解性プラスチックについて

バイオマスカップ製造対応可能な原料の紹介!

1.バイオプラスチックとは

バイオマスプラスチックとは、サトウキビやトウモロコシなどの植物由来の原料を用いて、作られた再生可能なプラスチックのことを指します。バイオマスプラスチックを焼却する際はCO2が排出されますが、原料である植物を育てる際に、植物が光合成でCO2を吸収するため、大気中のCO2の量に影響を与えることはありません。

>>バイオマス度25%以上の製品製造が可能!当社、取得の認証制度を紹介!

2.環境対応製品が市場に求められている理由とは?

今後、日本も脱炭素社会を目指していく中で、2022年4月1日に「プラスチック新法」が施行されました。プラスチック新法の大きな目的は、石油由来のプラスチック製品の廃棄による環境汚染問題の解決です。

プラスチック新法の目的や施行の背景につきましては、下記のコラムで詳細を紹介しておりますので、こちらをご覧ください。

>>>プラスチック新法施行の背景と目的とは?

プラスチック新法の施行により受ける影響や、これから義務化になっていく取り組みがいくつかあります。

その一つがプラスチック以外の代替材によるカップ、カトラリー類の導入です。プラスチックは金属化工と比較して、安価に製造できる点、耐久性が良い点、化工における形状の自由度が高い点等、様々なメリットがあります。

しかし、上記のメリットがある一方で、分解しにくく残存しやすいといった特性を持ちます。

この特性が影響して、プラスチック廃棄物が自然環境に与える影響が非常に問題視されています。

そのため代替材として、バイオマスや生分解性の材料が注目を集めています。

バイオマスや生分解性プラスチックに置き換えることで、使用後の処分する段階において、最小限のCo2の排出に抑え、自然環境に還りやすいような、地球環境に優しい製品を作ることができます。

当社では、プラスチック製品の他に、バイオマスプラスチックや生分解性プラスチックなど環境に配慮した製品の製造に積極的に取り組んでいます。

3.バイオマスカップ製造可能な原料の紹介

原料名原料の特徴認証マーク対応可能な製品
PLA25%,HIPS75%PLAが25%、HIPSが75%の環境対応材料。PLA(ポリ乳酸)を混合することで石油由来の原料を削減しています。また、HIPSの混合により割れにくく、高強度が求められる樹脂製品に向きます。コストについては、HIPSの割合が高く、比較的安価となります。加えて、通常のPS用金型との兼用が可能な場合が多く、金型コストを抑えることできます。バイオマスプラマークバイオマスカップ
バイオPE25%,PP75%バイオPEが25%、PPが75%の環境対応材料。バイオPEを混合することで、石油由来の原料を削減しています。当社でブレンドを行っています。コストについては、PPの割合が高く、比較的安価となります。加えて、通常のPP用金型との兼用が可能な場合が多く、金型コストを抑えることできます。バイオマスプラマークバイオマスカップ
マスバランス方式PSマスバランス方式のPSです。PSの特長である、軽量性や成形性をもち、環境に配慮したプラスチック製品の製造が可能です。環境配慮型のプラスチック材料の中で、製品化しやすい材質になります。ISCC PLUS認証バイオマスカップ
マスバランス方式PPマスバランス方式のPPです。PPの特長である、耐薬品性・耐水性・軽量性をもち、環境に配慮したプラスチック製品の製造が可能です。PPと同様に、多様な製品に応用可能です。環境配慮型のプラスチック材料の中で、製品化しやすい材質になります。ISCC PLUS認証バイオマスカップ

4.バイオマスカップが主に使用される業界

バイオマスカップが主に使用される業界は化粧品業界です。化粧品容器は形状もサイズも幅広く、消費者の目を惹く高いデザイン性が求められています。化粧品容器には、リキッド容器・エアレス容器・ポンプ容器・LDPE製インジェクションチューブなど幅広くありますが、バイオマス原料を使用することで環境に配慮した容器の製作が可能です。当社では、環境負荷を減らす素材を使った製品づくりに加えて、サイズ、質感、外観などの様々な要望に応えることができます。

5.バイオマスカップの製品事例

選ばれる理由③

こちらは化粧品業界で使用されるバイオマスカップです。化粧品やスキンケア用品などは液体やクリーム、ジェル状のものを扱うため、これらを保存するための容器にはプラスチック製のものが多く使用されています。しかし、石油由来の容器では地球を汚染する原因となり、美しさを追求する化粧品とは相反するものとなります。そのため、当社では環境負荷の少ない原料を使用し、中身の性能を劣化させないようにこだわりを持って製品開発しています。バイオマス原料以外にも、生分解プラスチックやライスレジン、木粉など様々な環境原料で製品開発に取り組んでいますので、お気軽にご相談ください。

6.まとめ

 上記のように当社では、プラスチック廃棄物削減や、地球環境の保全に対しての取り組みとして、生分解性・バイオマスプラスチックの製造を含めた、プラスチック新法に向けた取り組みを行っています。

加えて、当社は、使い捨てプラスチックカトラリーの国内トップシェアメーカーとして培ってきたノウハウを生かし、多様な業界の皆様に選ばれています。

24時間稼働で日産850万個の生産を実現する完全自動化ラインとクラス10000のクリーンルーム、FSSC22000に準拠した徹底した安全・衛生管理を武器に金型設計・製造〜射出成形、組立まで一貫対応しています。

カーボンニュートラル実現に向けた、生分解性・バイオマスプラスチックを活用した射出成型品の開発も行っていますので、新製品開発の委託先をお探しの皆様、お気軽に当社にご相談ください。

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